言うことを聞かない子どもに対して乱暴にあたってしまったことがあり、反省して読んだ本。
199 ページ、平均読書時間は 3 時間 58 分の本。はじめて平均読書時間よりも早く、3 時間くらいで読み終わった気がする。
全体的な感想
てぃ先生というお名前は知っているが、YouTube を見たことはない。この本では 40 のスゴ技を紹介している。それぞれ納得できる技であり、取り入れたいと思うが、技をちゃんと覚えておいて使えるかはなかなか難しいと感じた。本を読んだ後、今のところ子どもに対して落ち着いて対応できており、子どもの反応もよいように感じる。
3 つのポイントに要約
40 のスゴ技が列挙されているので 3 つに絞るのは難しいが、特にやりたいと思ったポイントは以下。
- 名前を呼ぶときに「大好きな」「大事な」と付けるなど、何かができたから褒めるというような条件付きではなく、無条件の愛情を与えてあげる。
- 叱るのではなく、子どもに安全地帯を用意し、共感してから注意する。
- 子どもができないことを指摘すると「できない自分」のイメージを持ってしまうので、少しでもできたことを褒めてあげて「できる自分のイメージ」を持ってもらう。
気になった部分の引用
ではどうやったら「自己肯定感」を高められるのか。簡単な方法をひとつだけご紹介したいと思います。その方法はというと、お名前の前に「大好きな」もしくは「大事な」ってつけるだけです。たとえば「大好きな〇〇ちゃん、朝だよ〜」「大事な大事な〇〇くん、保育園に行くよー」とか言うわけですね。
「パパ○○ちゃんのこと好きだよ」のように愛情を伝えるというのは意識してやっていたが、名前の呼び方でやるという方法は使いやすそう。条件つきではなく無条件の愛情を伝えることが大事。
過去に子どもが上手にできたり、成功したりしたこと、あるいは何か楽しそうにしている様子を収めた写真や動画を親子で一緒に見て振り返る。たったこれだけです。とてもシンプルですが、子どものメンタルを強くするのにとても効果的なんです。
子どもが寝るときに「みてね」の写真や動画を見たがるので見せていたのだが、過去の言い自分のイメージを振り返ることはよいことなのだという気づきがあった。スマホを渡して子どもが勝手に見ているだけだったので、一緒に見て、自信を高めるコメントをしてあげたい。
「子どもを我慢強くするにはあえて助けないことも必要」「忍耐強くなるように手を差し伸べないほうがいい」などと考えている方もいると思います。でもじつはこれらの対応はすべて逆効果であることがわかっています。
甘やかすのはよいのか悪いのかという疑問があったが、基本的には助けを求めているときは助ける、甘やかしてあげるでよいのだと思った。
そのときに普通なら「ありがとう」「助かったよ」「うれしかった」などと言うと思うんですが、ここにある言葉を必ず足してください。その言葉とは、「〇〇ちゃんがいてくれてよかった!」というひと言です。
「嫌われる勇気」に、何かをしてくれたらそれを褒めるのではなく感謝を伝えるのがよいと書かれていた記憶がある。それによって「自己有用感」が高まるのだと思うが、存在自体に感謝する言葉をかけてあげるとさらによく、「自己肯定感」が高まるということだと思う。
9割はできていなくても、できた1割に目を向けて「お片づけできたね!素敵だね!」と言ってあげると、子どもは「自分でお片づけできたんだ」「できるんだ!」と思い込むことができて、本当にお片づけができる子に近づいていきます。
「○○ちゃんは片付けできないからねー」とか「○○ちゃんは約束守れないからねー」とか言ってしまっていたので反省した。できる自分のイメージを持たせてあげることが大事。
必要なことはとっても簡単で、「できたその一瞬」を褒めるんです。「静かに」と言った瞬間に子どもがすっと一瞬静かになったら、好ましくない姿から好ましい姿に変わった瞬間を逃さずに「ちゃんとできるね」とほめるわけです。
これは先ほどのと似ているが、意味合いはちょっと違って、子どもは正しいことができているかわからないので、できたときにはすぐに褒めてあげて、正しいことができていることを教えてあげることが必要。